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2013年 あけましておめでとうございます。 [日記/おしらせ]

Akatsuki_Fuji-7.png



あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。



2013年のアスペクト。 その 1

新年から、新しい環境で頑張るぞ! と従来のダブルモニタ環境を、一気に4モニタ(時々5モニタ)環境にアップグレードしました!

モニタ配列はこんな感じ。

Display.jpg


メニューバーのあるのがメインモニタで 1920×1200px(DELL U2412M:24インチ)
隣りの2つが 1600×1200px(DELL 2007FP:20インチ×2) 今までは、この2台をダブルモニタにしていました。
一番左が 1920×1080pxbydesign LF4201DAB:42インチ
メインモニタの下にあるのが 768×1024px(iPad Air Display:10インチ)です。
iPad はモニタ位置関係の通り手元にあり、タッチ操作もできます。

ずっとダブルモニタ環境で不自由なく使って来たんですけど、お客様からの多量の原稿が PDFだったり、ワードだったり、Excelだったり、パワポだったり、メールだったりする訳で、だんだん作業画面とは別に原稿表示画面を広く取る必要性に迫られてきていたからです。
これで、かなり快適に仕事ができそうでしょ。(^^)
特に、手もとの iPad に原稿を表示させると作業性が良いです。
実際のモニタ環境はこんな感じ。 バリバリ仕事しまっせ!

DeskTop.jpg
 *超広角レンズ撮影の為に、左の20インチモニタが 16:9比のように見えますが、4:3比です。
  隠れてますが、左下部、Mac Pro の奥に G5 が並んでいます。(埃を吸わないように前面を不織布でカバーしてあります)


モニタ配列の一番左にある42インチモニタは、さすがに机の上には置けないサイズなので、横に鎮座しています。(ので写真には写っていません)ビデオ確認用に使用する為に接続してあるもので、通常はマルチモニタとしては使用しません。普段は Apple TV を表示するようにしてあります。



2013年のアスペクト。 その 2

それでも、やっぱりこだわりの FreeHand
アスペクトと言えば、 FreeHand ですからね。
2013年は、FreeHand MX リリース10周年記念の年です!!

10年前のソフトとあなどるなかれ。
ADOBE の Illustrator が、FreeHand の機能が欲しくて欲しくて仕方なかった為に、会社ごと買収して FreeHand の機能を取り込もうとバージョンアップを重ねてきましたが、最新の CS6 ですら、まだまだ FreeHand に追い付いていないので、やっぱり FreeHand で仕事をするほうが遥かにメリットがあると確信するところであります。10年を経ても、いまだに グラフィック最強アプリの座は健在なのです。
しかも、10年も使い倒して本当に私にとっての "自在な手" になっていますから、熟達の技をもってお仕事にお応え出来ます。

最近 FreeHand 関連ブログをお休みしていましたので、新年から再開させますよ! ご期待くださいね。
 → FreeHand 新シリーズ【すごいぞ FreeHand】開始しました!



2013年のアスペクト。 その 3

撮影のお仕事、増えてマス。
年末のブログにもありますように、撮影のお仕事も増えて来ています。
もともと、デザインには写真の感性・技術が不可欠ということで、学生時代から写真を専攻していたこともあり、デジタル機材入れ替えを機に撮影実務にも力を入れ始めました。

商品撮影・施設撮影・ビデオ撮影の他、全球360°パノラマ撮影ウォーカービューなど得意の FLASH と組み合わせてオリジナルコンテンツにも仕立て上げます。
3Dフルハイビジョン動画撮影も対応可能ですからお問い合わせくださいね。



取りあえず今年の TOPICS を3つ挙げてみました。常にサプライズを提供していきたいと考えていますので、
どうぞ、本年もアスペクトをよろしくお願い申し上げます。




下、年賀状。 ちなみに、昨年は、こんな Flash版 年賀ページを作成していました。 今年のはありません。m(_ _)m
2013_ASPECT.jpg







タグ:年賀状 日記
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すごいぞ FreeHand:ページもの編集 [FreeHandで行こう!]

【 FreeHandで行こう!】その58 <すごいぞ FreeHand:ページもの編集>
FreeHand ブログ、しばらく休んでましたが、約1年ぶりに再開です!

***

このシリーズでは、FreeHand の優位性を紹介しています。
FreeHand の情報を求めている方や、Illustrator ユーザーの方にも、お役に立てれば幸いです。

今回からは、 「すごいぞ FreeHand」と題してざっくばらんに話を進めていきます。
初めてお越しの方は、FreeHand をご理解頂くために 総集編か カテゴリーTOP もご覧頂ければ幸いです。

     → FreeHand _総集編はこちら    → FreeHand _カテゴリーTOPはこちら

***


今回のお題は「ページもの編集が凄いぞ! by FreeHand」です。


先ずは DTP A4縦 112ページ(A3見開き 56ページ)の FreeHand ドキュメント制作実例画像。ご覧あれ。
Multi_Page_Document.jpg
ページ平均約5,000文字、およそ20万文字のテキストメインの編集もの + A4広告12ページの DTPコンテンツ。
複数のマスターページ、インライングラフィックや、テキストリンクを駆使。 詳しくはこちら
頻繁に原稿修正が入り、ページ数やページ順も激しく変化しましたが柔軟に対応することが出来ました。
Mac Pro(ロゼッタ環境)でもサクサク編集可能でした。



そして、Flash パブリッシュ用 B4横 159ページ(予備ページ含)の FreeHand ドキュメント制作実例画像。
Multi_Page_Document-2.jpg
ズーム、ドラッグページ切替え、ページ間リンク、動画再生等の機能を持たせた Flash コンテンツ...
こちらのようなコンテンツは、ネイティブマシン G5 が安定していて速いです。



なにが凄いって、解り易く言えば、Illustrator と同等以上のデザイン編集機能を使いつつ、100ページ位のページ物が自在に作れるってことです。(DTP だけでなく、プレゼンデータまで!)


え、Illustrator でもページ物が作れるようになったって?
ですよね。CS4(バージョン14) からは、Illustrator もようやくページ物対応になりました。
でも、それって、上で紹介した FreeHand のマルチページ機能を そのまま移植 したものなんですよ。
しかもかなり仕様ダウンして。 で、重いし。

そもそも、Illustrator でページ物を制作する場合、従来は1ページずつバラバラに作って、Quark Express や InDesign と連携しながらページ編集するか、10ページ物ぐらいまでの小冊子ならバラバラのページのまま制作を進めるという方法をとるしかありませんでした。

その点、FreeHand は、バージョン4の時代(1990年代前半)から CS4に移植されたのと同じ仕様のマルチページ編集機能を既に搭載していたんですよね。
更には、Illustrator にはいまだに搭載されていない「マスターページ機能」や「インライングラフィック」「グラフィック検索置換」等を使った編集や、Flash アクションスクリプトを駆使した マルチページ Flashプレゼンコンテンツが作成出来るまでに進化していたのですよ。


ちなみに、FreeHand で作成出来る「マルチページ Flashプレゼンコンテンツ」って、こんな感じ。
ドラッグしてください。(最初は右方向にですよ。少なくとも 11ページまではめくってくださいね。)
*Flashが表示されない場合は別ウインドウでお試しください。


スライドバーでページをめくってみてください。データの高速さに驚かされるでしょう。
サンプルですが、159ページのコンテンツ。Illustrator では、こんなの逆立ちしたって作れません!!



実際の FreeHand ドキュメントはこんな感じに作りました。
Multi_Page_Document-3.jpg
作り方に興味のある方は、こちらをご覧下さい。


この機能は、掛け値なしに凄いものです。
10年経っても、まだ これほど柔軟に、これほど高機能にプレゼンコンテンツを作れるソフトを私は他に見た事がありません。
CS3 以降の Illustrator の新機能は、ほとんど FreeHand から移植されたものですが、バージョンアップに もったいを付ける為か、移植に時間を掛け、少しずつ小出しにして来ました。いまだに FreeHand の持つ特色ある機能の多くが取り込まれないまま温存されているんですよね。(CS7以降のネタとして取ってるんですね。何なら私が候補を挙げて予言しましょうか....って、次回以降、ここで小出しにしていきますから。)
追記:201306
Illustrator CC 発表前に書いた記事(次の、すごいぞ FreeHand 画像編やテキスト編)での多くの機能が、ほぼそのまま Illustrator CC に反映されていますよ。候補に挙げた通りになりました。
やっぱり、Illustrator は FreeHand に追いつくことを目標に開発を続けているんですねぇ。

今回紹介した機能も、いずれは Illustrator に搭載するつもりだったんでしょうけれども、FLASH を自滅させてしまった ADOBE としては、今更 Illustrator に搭載する可能性は低くなってしまったのではないでしょうか。
そういえば、CS6 の新機能が小ネタばかりだったのは、もしかして、この辺りの開発が急遽頓挫したのが原因だったのかもしれませんね。


***

今回は、「ページもの編集が凄いぞ! by FreeHand」ということで、Illustrator にはマネの出来ないようなページ物編集をご紹介しました。まだまだこんな感じの知られざる機能が色々ありますので、引き続き紹介して行きたいと思います。

10年前のアプリケーションとあなどるなかれ。
Illustrator CS6 と比較されても、まだまだ勝ってる部分の方が多いんですから。ホントに。


追記:ちなみに、マルチページドキュメントについてもう一言。
Illustrator はページ物 PDFを開く時 1ページずつしか開けませんが、FreeHand は一気に全ページ開くことが出来るんですよ。しかも、非常に高速に。こちら参照あれ。


ちょっと、FreeHand を自慢たらしく書いてしまいましたが、知られざる事実を知って欲しいが為に、このような書き方をしてみました。Illustrator ユーザーの方には、お気を悪くされましたら申し訳ございません。



***


FreeHand の最終バージョン【 FreeHand MX 】は、この春発売10周年を迎えます。
既に開発が終了して10年を経たことになりますが、いまだに FreeHand を超えるプロ用グラフィックアプリケーションを私は知りません。
ただ現役で使うには、新しい OSと、新しいファイルフォーマットへの対応が懸念されるところです。

Windows版は、Windows 8 環境でも まだ動くようです。(私は未確認ですが、そのように聞いています)
  ↑ 上記検証しました。Windows 8 環境でも問題無く動きますよ!
    ↑ システム更新で問題発生する場合があります。詳しくは →こちら

残念ながら、MAC版は、Snow Leopard が動作する最後の OSになってしまい、Lion 以降のOSを積んだ MAC上では動作しなくなってしまいました。
ネイティブで動く G5 か、ロゼッタで動く Snow Leopard マシンは、FreeHand を使うには必須マシンになります。

新しいファイルフォーマットへの対応は、手持ちの Illustrator CS4 あたりをファイルコンバーターとして使っています。コピペで持って来れるし、FreeHand の生ファイルを開いてくれるのでその意味では役に立ちます。
(但し、CS6は使えません。諸事情により、FreeHandとのファイル交換ができなくされているからです)

何なりと工夫して FreeHand を使い続けます。こちらでは、そのような情報も発信して行きたいと考えています。

 → すごいぞシリーズその2 【すごいぞ FreeHand:画像の扱い】 アップしました。



***


シリーズを続けています。初めてお越しの方は、総集編か、カテゴリーTOP(旧い順)からご覧下さい。
  →総集編 では、FreeHand の真の実力をご覧頂けます。
  →続・総集編 は、総集編の続編です。総集編と合わせてご覧下さい。
  →FreeHand_使い方 DTP編、FLASH編など含め、全10編。
  →FreeHand_INDEX はこちら
  →付録編 では、ざっくばらんな情報をご覧いただけます。諸々入れて全10編。
  →Tips編 1分で出来る小ネタ集など。全5編。
  →FreeHand VS CS4 では、最新版の Illustrator CS4 と比較しています。どうよ。
  →FreeHand VS CS5 では、最新版の Illustrator CS5 と比較しています。どうよ。どうよ。
  →FreeHand_入門編 Illustrator の作業が、FreeHand ではこんな感じ。全10編。
  →FreeHand_番外編 実践的に使える裏技テクニックほか、様々な情報を提供。諸々10数編。
  →すごいぞ FreeHand 編 今なお圧倒的な生産性の高さを誇る FreeHand の底力をご覧頂けます。
  →FreeHand VS Illustrator 初期バージョンから最新バージョンまで、ガチンコ比較してみました。

  → FreeHand インストール アクチベーションサーバ廃止に伴い、シリアルナンバーが公開されました。


***



  →FreeHand カテゴリー 一覧はこちら







すごいぞ FreeHand:画像の扱い [FreeHandで行こう!]

【 FreeHandで行こう!】その59 <すごいぞ FreeHand:画像の扱い>

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このシリーズでは、FreeHand の優位性を紹介しています。
FreeHand の情報を求めている方や、Illustrator ユーザーの方にも、お役に立てれば幸いです。

今シリーズは、 「すごいぞ FreeHand」と題してざっくばらんに話を進めています。
初めてお越しの方は、FreeHand をご理解頂くために 総集編か カテゴリーTOP もご覧頂ければ幸いです。

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***


今回のお題は「画像の扱いが凄いぞ! by FreeHand」です。

先ずは、下の箇条書きをご自分の体験と照らしてご覧下さい。
Illustrator を使っていて下記のようなことに不便を感じたことはありませんでしたか?
 1)埋め込まれた画像をそのまま書き出したいと思ったけど無理だった。
 2)ラスタライズした画像を直接 Photoshop で修正したいと思ったけど出来なかった。
 3)「オリジナルを編集」で、使いたいソフトが立ち上がってくれない。
 4)大量の画像を配置しようとしたとき、同じ操作を何度も繰り返さなければならなくて面倒だった。
 5)選択したオブジェクトだけを書き出したかったけど要らないものまで書き出されてしまった。
 6)ブラウザから画像をドラッグドロップしたけど、うまく表示されなかった。
 7)背景透明の画像をコピペしたけど透明にならなかった。
 8)FireWorks .png 画像との連携が悪いなぁって、思った。
 9)預かった AIファイルに画像の欠落があった。ファイル収集は出来ないのかな?
10)作字やロゴをインライングラフィックにしたかったけど対応していなかった。

とりあえず10個挙げてみました。
これは、私が Illustrator を使う時に、いつも不満に感じて来た事なんです。
少なくとも FreeHand なら、どれも簡単に出来ることばかりですから。


ちょっと一言:20130521
先般発表された Illustrator CC(CS7 改め)では、少なくとも上記の 1)、4)、7)、9)は対策されたようです。( 7) はCS6で対応済みでした)
まだ概要が発表されたばかりなので詳細はわかりません。予想通り FreeHand に近づいて来たのは確かです。
10)インライングラフィックは、またも見送られてしまいましたねぇ。



例えば、1)については、
預かった Illustrator ファイル内の画像が全て埋め込まれた状態だった場合や、PDF を Illustrator で開いた場合、または、手持ちの作成ファイルでも、画像を埋め込んだあとでオリジナルの画像をゴミ箱に捨ててしまった場合などに、Illustrator の中に画像が埋め込まれているにもかかわらず、その画像をそのままの状態では取り出せないということにもどかしさを感じてしまうんですよね。(まぁ、救済措置がない訳ではありませんが...)
単純に、選択した埋め込み画像をそのまま書き出してくれるような機能が なぜ無いんでしょうね?
  → FreeHand なら、埋込ファイルをオリジナルのまま抽出できますよ。 ちなみに1990年代中頃からある機能です。
  → Illustrator CC も埋込解除は出来るようになったようですね。
Export.png


同様に、2)についても、
Illustrator の中で オブジェクトをラスタライズしたものを、ちょっと修正したいという時は、使い慣れた Photoshop で編集したいものです。外部ファイルでリンクが確立された画像であれば、Option + ダブルクリック(MACの場合)で Photoshop を立ち上げて編集反映出来るのに、ラスタライズされた埋め込み画像は、リンク先が無い為 Photoshop は立ち上がってくれません。(上記 1)も同じですね)
つべこべ言わずに、Option + ダブルクリックで、埋め込み画像も編集してくれたら便利なんですけどね。
  → FreeHand には、普通にその機能がありますよ。 ちなみに1990年代中頃からある機能です。



同様、3)についても、
例えば、スクリーンショット画像を Illustrator に配置したものを「オリジナルを編集」しようとすると、OS標準アプリ「プレビュー」が立ち上がります。(MACの場合:確かにプレビューが作成ソフトなんでしょうけど)
「おいおい、そんなものを立ち上げても編集できんぞ!」と突っ込みを入れるんですが、なんで Photoshop を立ち上げてくれないんでしょうかねぇ。(※ OS側の関連付けを変更するしか方法は無いようですね)
  → FreeHand なら、画像タイプ別に立ち上げたいアプリを登録しておく機能がありますよ。 ちなみに1990年代中頃からある機能です。
APP_setting.jpg
 外部エディタの指定:拡張子別に立ち上げるアプリを指定出来ます。ラスタライズ画像は TIFF 扱いです。



4)画像の配置については、、、
Illustrator では、配置ダイヤログで選択出来る画像は1ファイルだけなので、例えば10画像を配置したい場合は、10回繰り返さないといけないことになります。しかも読み込まれた画像は、常に画面のセンター位置に原寸表示されるので、とりあえず縮小して邪魔にならないように移動させないといけません。
救済措置として、CS2以降のバージョンでは、ドラッグドロップで直接複数の画像が読み込めるようになりましたが、適当な場所に重なって読み込まれる為、あまり使い勝手の良いものではないですね。
  → FreeHand なら、こんな感じ。 ちなみに1990年代中頃からある機能です。
  → Illustrator CC にも搭載された模様です。
Reading.jpg
Picture.jpg
FreeHand では、読み込みダイヤログ上で複数画像が選択出来、順番(ファイルナンバーなどの若い順)に任意の場所(クリックした場所)に読み込ませることが出来ます。(連番の順に並べてくれます)
さらに言えば、クリックで読み込ませる場合は原寸のまま、ドラッグしながら読み込ませれば、ドラッグした寸法で画像が配置されます。だから上の画像のように順番に、見やすく、素早く並べることが出来るのです。
勿論、ドラッグドロップにも早くから対応しています。



5)選択オブジェクトだけを書き出したいんですけど...。
Illustrator には、様々な形式に書き出す機能がありますが、必要の無いものまで一緒に書き出してしまいますよね。なんで、選択オブジェクトだけを書き出す機能がないんでしょうね。
書き出しの度に、別のを消したり、新たにファイルを作ってコピペするなんて馬鹿げてますよね。
  → FreeHand では、当たり前のように選択オブジェクトのみというチェックボックスがありますよ。 ちなみに初期バージョンからある機能です。



6)ブラウザからの画像ドロップについては、、、
ラフデザイン作成時には、ホームページの画像データを間に合わせで使用する事があり、ブラウザからドラッグドロップ出来ると作業性がいいんですが、Illustrator では、CS5でようやく対応して来たレベルです。
それまでのバージョンでは、対応していなかったり、背景透明 PING などが上手く表示出来なかったようです。
でも、外部ファイルなしで表示させるという事は埋め込み画像になるという事なので、、、上記 1)2)3)の問題が同居してきますから、、Illustrator ユーザーさんは、外部ファイルにするのかな?。 まぁ、Illustrator 内部のプチPhotoshop 機能を使う手もありますが。
  → FreeHand なら、普通に出来る事ですけどね。 (ブラウザ・OSに影響を受ける場合があります)



7)背景透明画像のコピペって出来なかったの?
背景透明の .psd を Photoshop からとか、 .png を Fireworks からコピーして持って来てペーストしても、透明背景は反映されませんよね。ファイルに保存してから配置すれば透明背景は反映されますが、コピペで持って来れないと、手間もかかるし外部ファイルもどんどん増えていってしまいますね。
  → FreeHand なら、Fireworks からだと コピペで背景透明画像が持って来れますよ。
  → CS5 までは出来ないのを確認していましたが、CS6 で対応出来るようになっていたようです。
FH_FW.png
さらに言えば、FreeHand なら、.png 以外の画像(FreeHand 内に埋め込まれている .jpgとか)でも Fireworks 指定で開いて(便利なことに専用ボタンが用意されています)背景透明に加工してからコピペすれば、背景透明の.pngがコピーされるので .jpgと差替えて使えますよ。(当然ながら .jpg のままでは透明背景になりませんから差替えは必要ですが)簡単なラフ作成時には、間に合わせにでも重宝する機能です。
※.png を配置する際は、"ドキュメント設定" > "ラスターエフェクトの設定" で、"CMYKレンダリングに最適化" チェックを外しておいてください。



8)Illustrator は、もらわれて来た子とは一緒に仕事したくないんでしょうか?
Fireworks も、FreeHand と一緒に macromedia から買収されて来たソフトです。いまだに Fireworks の PNG を読み込ませると下の画像のようなアラートが表示されますね。
AICS5_FWCS5.jpg
Illustrator の開発者は、FreeHand と同様に Fireworks の事も嫌ってるんでしょうね(笑)
再保存後は「オリジナルを編集」ボタンを押してもオリジナル作成ソフトである Fireworks は立ち上がりません。これが悲しい現実というものなのですね。(OSで関連付けし直せば立ち上がるのかもしれませんが..)
FreeHand のファイルも、ユーザー訴訟への嫌がらせなのか、CS6 では完全無視されるようになりました。
  → FreeHand なら、Fireworks 専用ボタンがあるため、別アプリに設定してある画像であっても、リリーフで Fireworks を立ち上げて編集出来るようになっているんですよね。 同じ STUDIO MX 同士ですからね。
ちなみに、同様のボタンには FLASH 用もあります。(配置した .swf のオリジナル編集用ボタンになります)
  Fireworks_button.jpg
また、7)の画像にあるように FreeHand と Fireworks はレイヤーとテキストを維持したファイル互換も確保されています。

追記:20130507
  やはりそうでした。本日、ADOBE は FireWorks の開発終了を宣言しました。(CS6 限り)
  自社の都合だけ、ユーザーの事なんか何も考えない会社です。
  無責任な会社のくせして、偉そうに企業買収なんかするなよ!



9)画像の一元管理・ファイル収集って出来たっけ?
制作環境で、いろんな場所のファイルを外部リンクしていても、リンクが切れていない限りは普通に表示されますが、他所の環境にファイルを持っていくと、画像が欠落していて正常に開かない場合があります。
リンク切れは、違う環境に持って行くまでは往々にして気が付かないものなんですよね。
私は、外部にファイルを持ち出す際は、FreeHand の「ファイル収集」機能を使います。
確か、Illustrator にも同様のファイル収集機能が追加されたような記憶があったので調べてみたところ、、、
スクリプトファイルの中にありました(CS5)。でも、試しに使ってみましたが、きちんとは収集してくれませんでした。どー言うこと? 使い物にならんじゃん。(apple script なので さもありなむ?)
  → FreeHand には、標準メニューとして強力な「出力用に収集」機能がありますよ。 ちなみに1990年代中頃からある機能です。
Report.png
詳細なドキュメントレポートとともに、フォントファイル、全てのリンク画像を一つのホルダに収集します。
ドキュメントレポートは、記載事項を選択出来ます。(画像参照)
追記:
私は CS6は買う気無いし、興味の範疇外なので細かなところまではチェックしていなかったんですが、上記機能、FreeHand のがそっくりそのまま移植されていました。「ファイルのパッケージ」という新機能だそうです。FreeHand に遅れること15年、ただそのまま移植しただけなのに待望の新機能だって。→こちら
さらに追記:「ファイルのパッケージ」は、Creative Cloud 契約ユーザー限定のアップデート(Ver.16.1)に追加された機能で、CS6 通常販売版には搭載されない(アップデート無し)とのこと。実質後継 CC(CS7) の新機能という位置付けのようです。 ↓ Creative Cloud 新機能3つともここで紹介しているものですね。
aics1602updater-3-s.jpg
FreeHand に遅れること10数年、Creative Cloud 契約者だけが使える特典機能だそうでございます。
やっとの搭載、CC 契約者様におかれましては誠にオメデトウゴザイマス。
さらに追記:画像の埋め込み解除は、PSD形式か TIFF形式に書き換えられるようですから、埋込みファイルの抽出というよりも画像の書き出し機能ですね。しかも、ファイル寸法や、プロファイル、モードがオリジナルと変わっていることがあるとのことで、埋め込む前の状態に戻す(出し入れ自在)と言う様にはいかないようです。
これは内部構造の差によるもののようです。FreeHand 内部には Temp folder という領域があって、画像埋め込み時のファイルをそのまま保持していますが、Illustrator にはそのような構造が無い為、新たに書き出しとなるようです。




10)インライングラフィックは必須機能
インライングラフィックは、作字データや企業ロゴなどの画像を、フォントと同列に扱う機能です。
フォント扱いに出来るため、文字の増減に対してオブジェが付いて移動し、置き去りにされるような事が無くなりトラブルを回避します。DTPには必須の機能です。
Quark Express や Indesign、勿論 FreeHand にも昔から搭載されている機能ですが、Illustrator にはいまだに搭載されていませんね。プロ用アプリケーションを標榜するには、なんともはやな手落ちです。
  → FreeHand では、普通に使える機能ですよ。 ちなみに1990年代中頃からある機能です。

InLine.jpg
テキスト扱いになる画像:インライングラフィック
グループ化されたテキストは、そのレイアウトを維持したまま、テキストの中に埋め込む事も出来ます。

追記:インライングラフィックは、こんな応用も出来ます。→パスに沿って並べる



***


前回は「ページ物が凄いぞ! by FreeHand」、今回は「画像の扱いが凄いぞ! by FreeHand」という事で書いてみました。
この2点だけ取ってみても、如何に FreeHand が DTP・グラフィック用途に秀でたソフトであるかという事がお解りいただけると思います。(そう、CS6と比較してもです。10年前のソフトなのに、見劣りしないどころか遥かに優れているところが多いでしょ。グラフィック最強ソフトと言われる所以です。)

勿論、この2点だけではありません。まだまだ知られざる FreeHand の優位性を、これでもかっ !! と続けていきますからね。


Illustrator のライバルという存在だった FreeHand は、常にIllustrator をリードする立場にありましたが、悲しいかな会社ごと ADOBE に買収されて抹殺されてしまいました。

ADOBE は、FreeHand の機能を 我が子 Illustrator に搭載したくて仕方が無かったんでしょうね。
欲しくて欲しくて、2度も会社ごと買収し、2度目にとうとう FreeHand をものにしてしまったのです。
(1度目の買収は ALDUS FreeHand 時代。2度目の買収は Macromedia FreeHand 時代。1度目は独禁法で FreeHand の開発者が開発権を取り戻すことに成功しましたが、2度目は教訓を生かした ADOBE が独禁法をスルーしてしまいました。つい昨年まで争われていたユーザー訴訟でも FreeHand を取り戻す事は叶いませんでした。)



ADOBE が FreeHand を買収してから、Illustrator は、CS2、CS3、CS4、CS5、CS6 と、ほぼ FreeHand の機能を取り込む事だけのバージョンアップを繰り返して来ました。(新機能の一覧を見ると解ります。ほとんど FreeHand からそのまま移植、または倣ったものばかりです。近いうちに整理してお見せしましょう。 → 整理しました。 FreeHand VS Illustrator 長文ブログですが、是非ご覧下さい。

それでもしかし、いまだに FreeHand の優れた機能・仕様の多くは、将来の Illustrator のバージョンアップのネタとして温存されているかのようです。それだけ FreeHand のアドバンテージは大きかったのです。
まだまだ FreeHand の方が優れている部分が多い為、FreeHand で勝負している私などは、Illustrator の小出しのバージョンアップには助かっているのですが、FreeHand の既知の機能を、あたかも Illustrator が開発した最新機能のように吹聴して高いバージョンアップ料金を毎回ユーザーに支払わせる ADOBE のやり方には憤りを超えて嫌悪感すら感じてしまいます。

しかも、一度でもバージョンアップをスキップすると新規ユーザー扱いとしてバージョンアップ出来なくさせるという ADOBE からの一方的なルール変更までユーザーに突きつけてきてるんですから。


いい加減、ADOBEユーザーとデザイン業界は、ADOBE依存症から脱却しないと永久にコケにされ続けますよ。
オオコワ


 → すごいぞシリーズその3 【すごいぞ FreeHand:テキストの扱い】 アップしました。



***


シリーズを続けています。初めてお越しの方は、総集編か、カテゴリーTOP(旧い順)からご覧下さい。
  →総集編 では、FreeHand の真の実力をご覧頂けます。
  →続・総集編 は、総集編の続編です。総集編と合わせてご覧下さい。
  →FreeHand_使い方 DTP編、FLASH編など含め、全10編。
  →FreeHand_INDEX はこちら
  →付録編 では、ざっくばらんな情報をご覧いただけます。諸々入れて全10編。
  →Tips編 1分で出来る小ネタ集など。全5編。
  →FreeHand VS CS4 では、最新版の Illustrator CS4 と比較しています。どうよ。
  →FreeHand VS CS5 では、最新版の Illustrator CS5 と比較しています。どうよ。どうよ。
  →FreeHand_入門編 Illustrator の作業が、FreeHand ではこんな感じ。全10編。
  →FreeHand_番外編 実践的に使える裏技テクニックほか、様々な情報を提供。諸々10数編。
  →すごいぞ FreeHand 編 今なお圧倒的な生産性の高さを誇る FreeHand の底力をご覧頂けます。
  →FreeHand VS Illustrator 初期バージョンから最新バージョンまで、ガチンコ比較してみました。

  → FreeHand インストール アクチベーションサーバ廃止に伴い、シリアルナンバーが公開されました。


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