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MacBook AIR の熱対策 [MAC遍歴]

ずっとノートラブルだった MacBook AIR(Mid 2012 core- i7)なんですが、最近 OSをアップグレードしてからというもの、熱暴走気味で突然ブラックアウトすることが数度続きました。
ノートクーラーでがんがん冷やせば大丈夫だけど、単体で使っていると突然電源が落ちてしまう。
先般、得意先での打合せ中に落ちた時には焦りました(汗)。

2012年型なのですでに5年を超過しパーツ劣化も進行してるだろうし、もともとの 10.7 から 10.13 という変遷で OS も重くなってしまい CPU負担も増大しているのでしょう。(実際、起動時間は倍以上になった感じ)
ハードウエアテストでは、どこにも異常無しという結果なので、Apple に修理依頼する程の事でもなさそうだし、冷やせば使えるということならメンテ次第で熱暴走は回避出来るだろうと考えて、まずは CPUクーラー周りをチェックする事にしました。

Macbook Air用 星型ドライバーを取り寄せ、早速分解。 あれ?綺麗なもんだ。 多少は埃で冷却効率が落ちているものと想像してましたが、全然綺麗なので清掃のしようもない。埃を取れば多少改善するかもと期待していたんですけどね。

さすがに、CPUの放熱板は触れない程の高温になっています。温度管理ソフトは入れてなかったので、急遽 Hardware Monitor を入れてチェックしたところ100℃前後ありました。
CPUクーラー(ファン)は他人事のようにゆっくり回っているだけ。「おいおい、そんなにゆっくり回ってたら冷えへんぞ!」って、一喝。これについては Macs Fun Control というアプリで活を入れることが出来ました。


ともあれ、この薄べったい筐体にぎっしり詰め込んであるのは、放熱的にかなり無理が有りそう(実際熱がこもり気味なのは間違い無い)なので、風通しを良くするためには CPU周辺に通風孔でも開けたいところなんですよね。
とは言っても、アルミボディに穴をあけるのは避けたい... ので、アルミ裏蓋を取っ払ってしまい、使わずに仕舞い込んであったポリカーボネイト製の専用シェルに穴をあけてボディの代用とし、冷却効率が上がるかどうか試してみる事にしました。

MacBookAIR_shell-2.jpg

写真ではアルミボディを外しただけのように見えるかもしれませんが、透明のカバーが付いています。
さすが、APPLE 製品は、目に見えない部分の隅々までがデザインされていてクールですね。アルミボディよりスケルトンボディの方が気に入ってしまいそうです。
で、CPU のところには並列に6列並べた孔を、ファンの吸入口には円周状に並べた孔を開けてみました。
実際、これだけで一気に CPU 温度は下がりましたよ。

MacBookAIR_shell.jpg
孔は目分量で開けたので、ちょっと歪ですが自分専用なのでいいんです!



さらに、重たい作業をしても大丈夫なように、専用のノートクーラーも自作してみました。
はめ込み着脱式としたので、装着時は MacBook AIR と一体化するため使い勝手もいいです。
CPU 孔に合わせてファン位置をセットしたため冷却効率抜群。ほとんど温度上昇も気にならなくなりました。

MacBookAIR_cooler-1.jpg

MacBookAIR_cooler-2.jpg
程よい角度を保つ超小型設計!! まぁ、見栄えは置いといて(笑)。

MacBookAIR_cooler-3.jpg
一体化している、でしょ。

MacBookAIR_cooler-4.jpg
クーラー単体はこんな感じ。両サイドにあるピンをスケルトンカバーの底にある溝に差し込んで固定します。
小型ファンは40mm角。脚部は高さ20mm、ダイソーで売っている工作用の角材を黒く塗りました。
スタンド部分に見える基板はスピードコントロール用のコンバーター。フルスピードと静穏作動の切替が可能。


ちなみに、MacBook AIR の修理代金は、APPLE に依頼すると故障内容に係わらず3万数千円との事。
完全に動かなくなったら APPLEに依頼するしか無いですけど、熱暴走程度なら少しの工夫でなんとかなりますね。たまたま持っていたポリカーボネイト製の透明シェルがあったので本体を加工する事無く対策出来ました。
なにより、スケルトンボディの MacBook AIR が気に入ってしまい、ついつい裏返して見てしまいますね(笑)




→ MACの熱対策<2016版>はこちら。
→ 続・MacBook AIR の熱対策 <真犯人対策> はこちら。





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