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我流オーディオ独り言-3 <NSスピーカー三昧> [我流オーディオ独り言]

我流オーディオ独り言 - その3 <NSスピーカー三昧>です。
前回ご紹介した尼崎オフィスのオーディオをグレードアップしましたので改めてご紹介致します。
いよいよNSスピーカー三昧です。
同スピーカーの導入を検討されている方の参考にでもなれば幸いです。

NS_STEREO.jpg
■大きな NSスピーカー群に取り囲まれて、中央のモニタは用をなさなくなってしまいました...。
ネットの色が違うのは、左がオリジナル、右は張替え品。いずれ左も張り替えますが、もう少しオリジナルを楽しみたくて。

***

とうとうというか、ついに、NSスピーカー最大サイズのNS-30」を入手してしまいました !!
以前にも入手のチャンスはあったのですが、その巨大さに躊躇し断念してしまいましたが、今回オークションで遭遇してしまったが最後、置き場所も考えずに落札してしまったのでした。(やはり、それほど欲しかったということです)

ご覧のようなサイズ。NS-30 の背丈は1mを超えます。B全ポスター並といえば解り易いでしょうか。以前紹介した両サイドの YS-50 も一般家庭に置くには結構大きなスピーカーですが、子供のように見えます。
これで、腰をかけて聴く分には、眼前に等身大の音面が楽しめるようになりました。

センタースピーカー JA-5101 は、以前は仮置きで鳴らしていましたが、ようやく平面バッフルを制作しました。バッフルサイズは900W×600H×50T。もう少し大きなサイズにしたかったのですが仕方ありません。横幅3.6m程の空間がNSスピーカーで埋め尽くされました。

このようなレイアウトの場合、通常スピーカーセレクタでスピーカーを切り替えて楽しむのが一般的だと思いますが、NS三昧なこの空間では、全てのスピーカーをマルチチャンネルで鳴らしています。

センタースピーカー JA-5101 はモノラルで。左右中央の NS-30 はステレオで。両サイドの YS-50 はサラウンドで。実際にはマトリックスやディレイを少しずつかけてチャンネルセパレーションを確保しています。さらに、センターのモノラルに引っ張られないよう、ディメンジョンコントロールで左右の定位を改善しています。
ステージの両サイドからセンターのソリスト(ボーカル)まで、連続した自然な定位と分解能が得られました。
普通にセンターチャンネルを追加したサラウンドシステム(ロジックの 5.1chや 7.1ch)では、左右のチャンネルセパレーションが悪くなるところを、これで回避できました。


NS-30 で興味深いのは、NSスピーカーが背面に後ろ向きに取り付けられているということ。(下写真参照)
しかも、結線はそのままなので、なんと「逆相」で鳴っている!
NSスピーカーはウーハーの役割ですが、実はフルレンジで鳴っていて、相当な中高音、倍音を発生しています。それらも逆位相で!! そもそもスピーカーの取付面も違うので、リニアフェイズとは対極にあるような設計ですね。

この、なんとも非常識的な設計の NS-30 から出てくる音が、個性的なものであることは容易に想像できると思います。現代のスピーカーが目指している「信号に忠実な」サウンドとは ひと味違うその音は、当時の YAMAHA が目指していた 独自アプローチによる「ナチュラルに聴こえる」サウンドとはこれだったんだと一聴して理解できるものです。それは、心地よい音場感を伴った自然な音。

私は、現代の「いわゆるオーディオ的な」音ではない、当時の YAMAHA が40年も前に到達していた空気感漂う このナチュラルサウンド(NS)が、大変気に入っています。

NS_STEREO2.jpg
■夜、室内光での撮影:ネットを外すとご覧の通り。見たこともないような「装置」です。

とにかく、その音は、実際に聴いていただかないと説明のしようがありません。
人によっては、40年も前の、固定エッジの、ただデカイだけのスピーカなど、聴くにも及ばないと一蹴されるかもしれませんけれどもね。

***

NS-30 が逆相ウーハーであることから、他のスピーカーと同時に鳴らすと相殺してまともな低音になりません。
ディレイをかけたり、接続を逆相にしたりと試行錯誤の末、ようやく満足できるセッティングにこぎ着けることが出来ました。

モノラルで鳴る JA-5101から響くボーカルやトランペット、ピアノなどは、大きな振動板が倍音を伴って優雅に響き、正面にピタリと定位して実にリアルです。

ステレオで鳴る NS-30 は逆結線とし、ウーハーを正相扱いにしています。(ツイーター、スコーカーは逆相)
NS-30 の1m近い巨大NSスピーカーは、ウッドベースのリアルな低音を再現するために設計されたかのようです。ウッドベースと同サイズのスピーカーと言っても過言ではありません。実際、聴きにいらしたオーディオマニアの方から、初めてリアルなウッドベースを再現するスピーカーに出逢って驚いたとの感想を頂きました。

YS-50 は、わずかにディレイをかけ、さらに逆相結線とし、ステレオセパレーションよりもさらに外側に音場を再現するような設定にしていますが、7.1ch のリヤサラウンドやフロントサラウンドのような ぼやけたサラウンドサウンドを再生している訳ではではありません。

反響音を中心としたサラウンドサウンドは、両サイドの白い柱の裏側や出窓の隅っこ、部屋の最背面(リスニングポイントの5m程後方)から、極わずかな音量で再生させています。それらは 7.1ch+5.1chアンプを駆動してマルチチャンネル対応させています。


YS-50 導入当初は 7.1ch のこれ見よがしな音場に馴染めず、2ch のピュアオーディオメインで鳴らしていましたが、本格的に NS スピーカーをセッティングするうちに、センタースピーカが外せなくなり、独自セッティングのマルチチャンネルにのめり込んでいきました。現在の横並びフロントメインスピーカー 5ch は、前方全面をステージに見立て、リアルな定位と立体音場の再現を目指しており、不自然なサラウンドサウンドとは違う、ピュアオーディオを凌駕するためのアプローチとして試行錯誤しているものです。

ツイーター類の数や、その置き場所(とてもリニアフェイズではない)からしても、ひんしゅくを買いそうですが、NS スピーカーの音源の大きさ、豊かな音場感を持ってすれば、そのようなことは大したことではないとも思えてくるのです。(もちろん、点音源の理屈、タイムドメイン理論なども、解ったつもりの上での話です)


測定用の正弦波を鑑賞するのではないのだから。録音環境も含め、千変万化の音空間を再現するのだと考えれば、リニアフェイズも、タイムドメインも、出口に於ける一つの解だとは思いますが、それにとらわれなくても別のアプローチも まだまだあるのではないかと思えるのです。
私にとっては 40年前の特異な NS スピーカーが、その可能性を教えてくれているような気がしています。



あと、一言、二言。
NS スピーカー導入をお考えの方に....
NS スピーカーは、背面開放型エンクロージャーです。スピーカーの背面空間は充分に確保する必要があります。背面の音がどのように放散されるかで、かなり音が変わりますのでご注意ください。
ただ、そのセッティングも自由度が高くセッティングの妙と言える部分です。
(壁面にピッタリ付けたり、棚に押し込んだりは間違ってもしないでやってくださいね。最低でも10cm以上の空間と、背面音の逃げ場を確保する必要があります。)

大きな振動板故、スピード感のない、いわゆる「遅い音」と思われる節がありますが、そのようなことはありませんからご安心を。固定エッジなればこそ、大きくても振動板のレスポンスは良いのです。恐らく、NS スピーカーの音を聴いたことのない人が想像で言っていることだと思います。

大音量には向かないという書き込みも見たことがありますが、少なくとも家庭での使用では、そのようなことはあり得ません。それどころか、能率は100db前後あり、小出力アンプでも極めて元気に鳴り響きます。
ただ、固定エッジ故、エレキベースの爆低音の再現はうまく出来ない場合があります。そのかわり、ウッドベースは、驚く程リアルです。

また、40年前のスピーカーです。コンディションも様々でしょう。アルニコマグネットは減磁しやすいと言われますので、コンディションによっては、本来の音が出ないかもしれません。
しかし、10セット程所有している私の経験からすると、減磁はあまり心配しなくてよいようです。
また、響きが良くなかったものでも、エージングでかなり回復したものがありました。(たぶん何十年も鳴らしてなかったのかもしれません)


NS スピーカー導入をご検討の方、程度の良い NS スピーカーとの出会いをお祈りしております。
なお、初めての NS スピーカーなら、手頃なサイズの NS-250、NS-15 あたりがおすすめです。

注)もし、気に入ってしまったが最後、「もっと大きい NS はどんな音がするんだろう」と、NS-20 や NS-30 が欲しくて欲しくて我慢できなくなるかもしれません。(私のように) そうなったとしても責任は取れませんので悪しからず(^^;)

ただ、やっぱり、サイズだけのことはありますよ。と申し上げておきましょうか。(笑)



NS-30.jpg
おまけ:ネット検索で見つけた NS-30。海外のオーディオマニアの写真です。
NS スピーカーは国内よりも海外で、ビンテージオーディオとして人気が高いそうです。




我流オーディオ独り言-4 <生音に迫る音> アップしました。


よろしければ、
我流オーディオ独り言-1 <NSスピーカーのお話-1>
我流オーディオ独り言-2 <NSスピーカーのお話-2>
もご覧ください。



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かわうち

本日、叔母の家へ行き、以前から気になってた叔母の古いステレオのスピーカーを利用すべく、自作(キット)の小型デジタルアンプを持参し、液晶テレビとSPに繋ぎました。そのときにスピーカーの裏蓋をはずして見たところ巨大なスピーカーが出現し気になって検索し、このHPにたどり着きました。ステレオ装置がヤマハYS-50です。 デジアンに繋いだ音は、定位はイマイチなのですが不思議な音ですね。何か癒される音です。40年前のモノとて捨てたもんじゃないですね。今度DVDプレーヤーを買って元音楽教師の叔母に再び音楽を楽しんでもらおうと思っています。
ところで、スピーカーコードが同じ色なので極性がわかりません。
どのようにして極性を確認されてるのか教えていただけたら幸いです。
あと中のコンデンサー等は、耐久性はどんなものでしょう?音は無事に出たのでしばらくは大丈夫かと思いますが・・・
by かわうち (2010-01-03 23:29) 

aspect

かわうち様 コメントありがとうございます。
SPコード極性の件、旧くて見えにくいかもしれませんが、+側にグレー(シルバー?)のラインが印刷されているはずです。
左右で極性が逆になると定位が完全に狂ってしまいますので、定位がイマイチなのはひょっとしたら一方だけ逆になっている可能性もありますね。
まぁ、巨大な振動板のため、小口径のような点音源ではありませんが、ツイーターは1インチのホーン型(JA-0507)がついていますから定位が大きくぼやけることは無いと思います。
ツイーターの位置は、右上になります。その辺りからの高音はしっかり出ていますでしょうか? 当方でも、いくつか所有しているものの中には、ツイーターが鳴らないものもありましたので確認して下さい。さすがに、巨大なNSスピーカーだけでは柔らかな音しかでませんので。
コンデンサの耐久性に関しては何とも言えませんが、現代のスピーカーと比べると、高域の伸びは期待できないのは仕方ないところです。ただ、きちんとツイーターが鳴っていれば、バランスの良い心地よい音ですから、不満は無いと思います。
それ以上に、NSスピーカーから出てくる、何とも言えない気持ちのよい音、ナチュラルな音波動は、他には代えがたい魅力があると感じています。おそらく、かわうち様もそのように感じられたことでしょう。
もし、高域の不足や、定位感の悪さが気になるようでしたら、少し大きめのホーン型ツイーターを別途追加すると良いかもしれません。当方でも、現在ホーンと組み合わせて鳴らしています。
YS-50をはじめ、YAMAHA のNSスピーカーシリーズは、現在では廃れてしまった特殊構造のスピーカーシステムですが、どっこい、捨てたもんではないですね。大きくて邪魔な存在と見られるかもしれませんが、こいつらとは一生ものの付き合いと感じています。
またご意見や感想などお聞かせください。

by aspect (2010-01-04 04:47) 

かわうち

早速お返事ありがとうございました。コメントを見る前だったのでグレーのラインの件は未確認(両方茶色のコードだったような)ですが、本日、また叔母の家へDVDプレーヤーとCDを持って行って来ました。やはり極性が心配だったので、裏蓋はずし、スピーカーからコンデンサーについてる赤いコードをたどり、これを+と考え接続しなおしたら、ボーカルがセンターに定位するようになりました。自分が使用するんじゃないので、これで一応ヨシとするつもりですが、今度また訪問した際には、グレーのラインを確認したいと思います。
こういう斬新なアイディアで作り上げた当時のヤマハを見直したし、こういう路線も続けて欲しいですね。叔母にはこの貴重なスピーカーを大事に使って欲しいと願っています。

by かわうち (2010-01-10 22:00) 

バブ

なつかしいですね。昔このユニットを長岡鉄男さんが平面バッフルの自作スピーカーに使って紹介していました。もともとはヤマハの電子楽器用だったと記憶しています。
by バブ (2011-03-19 14:16) 

aspect

バブさま
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、JA-5101は、YAMAHA エレクトーンに使用されていたスピーカーです。
オーディオ用途でもナチュラルサウンドと称された、YAMAHA の初代ラインナップです。
長岡氏も「実に躍動感のある、朗々と鳴るスピーカー」とコメントされていましたね。

その-4 でも書いていますが、大型の NSスピーカーの音は、本当に生々しいですよ。
機会があれば、是非、改めて聴き直してみてください。
現代のスピーカーがどこかに置き忘れてきた「なにか」を聴かせてくれると思います。

by aspect (2011-03-19 23:35) 

venzkede

ブログの記事に影響を受けてNS-230をヤフオクで落札しました。
外観はぼろぼろですが出てくる音にびっくり。
えらいまともな音で感激しています。

教えていただきたいのですが、周囲のスポンジが完全に劣化していて指で押すと粉になって落下してしまいます。
この部分の修理はどのようにすればよいのでしょうか?
末永く使いたいのでアドバイス願えれば幸いです。




by venzkede (2011-04-19 06:28) 

aspect

venzkedeさま
コメントありがとうございます。

当方に聴きにこられた方の中にも NS-230を落札された方がいらっしゃいます。
NS-30 を見た後だったため、思ったより小さかったと言ってましたが、
音は想像以上のもので、大満足だとおっしゃっていました。
venzkedeさまのところでも、伸びやかに、朗々と鳴っていることと思います。

さて、スポンジですね。
スポンジは、ネットなどが直接スピーカー枠に接触した際のビビリ発生を防止するためのもののようで、別段、無くても支障はないようです。

粉状になったスポンジは、ブラシノズルを付けた掃除機で吸い取れば綺麗になります。
オリジナル同様のスポンジ(すきま風防止用のスポンジ)を貼り直しても良いですが、
あまり見栄えが良いとは思えませんよね。
私は、ホームセンターで見つけたスポンジ系の黒色ゴムを貼ったりしています。
http://aspect.blog.so-net.ne.jp/2009-05-12 の YS-50 画像を参照下さい。

振動板表面は樹脂フィルムでラミネートされていますから、ポリメイトのような
シリコン系の液体ワックスを薄く塗り拡げて拭くと、新品のように綺麗になりますよ。

旧いものですので、表面の樹脂フィルムにシワが発生しているものも多いようです。
そのような場合は、ヘアドライヤーの熱で延ばしながら擦るように押さえると
もとに戻る場合があります。但し、振動板を傷つける恐れもありますから、慎重に、
自己責任で行ってくださいね。

この素晴らしいスピーカーを、末永く大事に鳴らしていきましょう。


by aspect (2011-04-19 13:02) 

venzkede

貴重なアドバイスありがとうございました。

確かに朗々と鳴っています。

個人的には好みですね。

今度の土日に教えていただいた内容でメンテしてみます。

by venzkede (2011-04-19 22:08) 

iPhone 4 ケース

私は同じ意見です。
by iPhone 4 ケース (2011-09-23 15:21) 

低年金じじい

貴ブログ「独り言-1」でNS-20に関して投稿させていただいた者です。

あれからアンプをyamaha CA-1000Ⅲに変更し、35年以上前に入手していたNS-15を、NS-20に乗せてスタックで聴き比べています。

単独で別々に聞くと似たような傾向の音ですが、同時に鳴らすとまったくつまらない音になってしまいます。貴ブログで

〉NS-30 が逆相ウーハーであることから、他のスピーカーと同時に鳴らすと相殺してまともな低音になりません。

とありましたので、ためしにNS-15の方を逆相にして同時に鳴らしてみたところ、あらまぁ何ということでしょう、コンサートホールにいるような音に変身したではありませんか・・・。音の広がり絞まりよし、低音よし、ジャズもよし、クラシックもよしです。

何故こうなったのか分かりませんが、死ぬまでこれで行こうと思います。ヒントをいただきありがとうございました。ご報告まで・・・
by 低年金じじい (2020-03-28 17:34) 

aspect

じじ様、コメントありがとうございます。

〉ためしにNS-15の方を逆相にして同時に鳴らしてみたところ...

いよいよ、深みにハマってきましたね(笑)
そうなんですよね。このスピーカーは、常識が通じない特異性が特徴ですからねぇ。^^

NS-20、NS-30 は、見ての通りNSスピーカーが裏向けに取り付けられているので
NS-15と一緒に鳴らすと逆相接続となってしまい、低音を打ち消し合ってスカスカになってしまうんですよね。私も経験した通り、一方を逆相接続にするのが正解だと思います。


ところで、一方を逆相に接続すると、NSスピーカー同士は同相になりますが、ツイーター同士は逆相になってしまうんですよね。
でも、ご安心ください。逆相接続で音を打ち消し合うのは低音域だけに見られる現象で、特殊条件下でなければ中高音域での打ち消しによる音圧変化は起こりません。
また、実際のところツイーターはコンデンサを介して接続されているため、それだけでも位相ズレを起こしていますから逆相接続による実害を感じることはないものと考えられます。

それどころか、NSスピーカーは、複雑な振動(位相ズレも含む)を創生することを一番の特徴とするスピーカーシステムですから、セッティングによって、より音場を豊かにする方向に働けば、結果オーライです。

実際、NS-20のバージョンによっては、スコーカーを逆相接続にして出荷されたものもあるようです。位相が複雑に交錯することで、より音場感が豊かになるのは、このスピーカーを所有している人には実感できるところですよね。(この辺りは当時のヤマハも試行錯誤していて、最終的にはブラインドテストで決めていたようです)


ブログには書いていませんが、私のセッティングでも、複数接続の一部のスピーカーユニット(しかも片chだけ)を逆相にすることで、思わぬ良い結果を得ています。常識的なスピーカーでは絶対容認できないセッティングですが、えもいわれぬ音場感、定位、奥行き、実在感を獲得出来ています。
ホントに、こんな音を聞いてしまったら、他のスピーカーには戻れないですね。完全にオーディオ遍歴は打ち止めになりました。「死ぬまでこれで行こうと思います。」は私もマジです。(笑)
 

by aspect (2020-03-28 20:00) 

Nori

実家の父が若い頃に買ったYS-50を長い間保管していた小屋から出してきて使ってみたいと言い出しました。
残念ながら、アンプ、プレイヤーは使い物にならず、このスピーカーに対応できるマルチレコードプレイヤーを探すよう頼まれました。。
もし宜しければ何かオススメのプレイヤーがありましたらご教授頂けると幸いです。1万円〜2万円のものを探しています。スピーカーから出たケーブルの先はコンセントのようなみたことのない2股に分かれた形状になっていて。。。四苦八苦しています。。。
by Nori (2021-05-18 21:25) 

低年金じじい

一年ぶりに投稿させていただきます。
あれからNS-30を入手し、NS-20・NS-15と合わせて部屋が狭くなってしまいました。それから、メインアンプも自作ですが6L6GCシングルを2台製作し、それぞれのスピーカーをドライブしています。
やはりNS-30が一番、音の広がり・奥行き・エネルギー感がよいみたいですね。マイルス・デービスのカインド・オブ・ブルー(アナログLP)のベース音が何とも痺れます。
逆相・正相の組み合わせはこれから試行錯誤で探求してゆきたいです。応答不要、ご報告まで・・・失礼しました。

by 低年金じじい (2021-07-25 06:55) 

aspect

Nori 様

コメントありがとうございます。
コメントの通知設定が知らぬ間に書き換わっていたために通知が届かず、
コメント戴いていた事に気が付きませんでした。大変失礼致しました。m(_ _)m

YS-50 の復活計画ですね。半年ほど前に戴いたコメントですから、
すでに計画完了しているかもしれませんね。重ねて申し訳ございません。
遅ればせながら、返信のコメントさせていただきます。

マルチレコードプレーヤーですか。
アナログのレコードプレーヤー付きのレシーバーのようなものをご所望でしょうか。
ちょっと、私の知っているライブラリーの中には適切なものが見つかりません。。。
オークションなどで古いレシーバーなどを物色すれば、手頃な価格で入手できるかもですが、
NSスピーカーは、CD やメモリーにあるデジタル音源でも、適度にレトロな味付けで
しかも、新鮮な驚きをもって鳴ってくれると思いますので、
特にアナログ音源に拘られなくても良いかもしれませんね。

あと、スピーカーコードについているコンセントのようなプラグは、
現代の機器に適合するものはありませんので、あっさり切ってしまわれて良いと思われます。
コードにラインが印刷されていると思います(古くて見えにくいかも)ので
ラインのある方を + としてアンプのスピーカー出力端子に結線されると良いと思います。

もしコードの印刷ラインが消えている場合は、スピーカーの極性の問題だけですから、
一旦繋いでみて左右の音を確かめてみるとか、裏蓋を開けてコードをたどって
極性を確認してください。

何十年ぶりかに鳴らす YS-50 の音を、存分にお楽しみください。^^
(もう、お楽しみですよね。^^)

by aspect (2021-09-03 17:50) 

aspect

じじ様、コメントありがとうございます。

コメントの通知設定が知らぬ間に書き換わっていたために通知が届かず、
コメント戴いていた事に気が付きませんでした。大変失礼致しました。m(_ _)m


NS-30 入手されたんですね。^^
NS依存症が、いよいよ重症化されたようですね(笑)

このスピーカーでなければ聴けない音がありますから、
とことん鳴らして、いい音を引き出してあげてください。
NSスピーカーのコンディションも、ご自身の耳のコンディションも
最高の状態を維持して、長く楽しみたいものですね。


ちなみに、YAMAHA の「トランスアコースティックピアノ」は、
NSスピーカーをピアノに戻した(元々、ピアノから発想されましたからね)ような
新しいピアノです。 NSスピーカーの音と理念は今も YAMAHA に生きているようです。

by aspect (2021-09-03 18:33) 

低年金じじい

トランスアコースティックピアノの情報ありがとうございます。関心がありますが、すでにヤマハ・アップライトピアノが1台あって、置き場所も買い替えの資金(100万?)もありません・・。ので、NSスピーカーとアナログLPでピアノ曲を聴くことにします。ハイ
ところで、NSスピーカーの配置についてですが、NS-30(逆相)を前方に、NS-20(正相)を1m高の台に乗せて後方にスタック気味に配置し、前方NS-30の音量を60%に絞って聴いています。(KT-66、6L6GCアンプ、オルトフォンMCPU使用)
音楽ホールの残響のような音の広がりがします。ジャズもクラシックもボーカルも・・・。自己満足の重篤な病ですね。治す薬はコロナウィルス用のアルコールしかないか?・・・。
返信不要

by 低年金じじい (2021-12-07 10:36) 

aspect

じじ様、コメントありがとうございます。

NS-30 と NS-20 を前後に配置して鳴らされているんですね。
なんとも贅沢な配置です。 当方では、場所がどんどん圧迫されることになるので
そのようなセッティングはできそうにありませんが、音を想像するに、
奥行き感と広がり感が極上なのでしょうね。^^
間隔や向きを少し変えるだけで、様々な表情の音を聞かせてくれるでしょうから、
セッティングの幅は尽きないですし、ますます奇特な趣味の時間をお楽しみくださいませ。

by aspect (2021-12-07 11:11) 

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