【FreeHandで行こう!】その72 <FreeHand Tips -12> 変形ツールを使いこなす Tips です。
FreeHand の情報を求めている方や、Illustrator ユーザーの方にも、お役に立てれば幸いです。
今回は Tips編 その12になります。興味のある方は Tips タグから バックナンバーをご覧ください。
初めてお越しの方は、総集編か カテゴリーTOPからご覧になられるのをお薦めします。
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***
FreeHand の自由変形ツールは「なんか変」なんて言われたりもしますね(笑)。
確かに、Illustartor のとはちょっと違います。
でも、FreeHand の変形ツールにも色々あって、Illustartor と同様、またはそれ以上に勝手良く使える部分が多々ありますので Tips としてご紹介しましょう。
まず、ツールパレットに「自由変形」とある、あのソフトの同名ツールとはちょっと違うツールの使い方から。
このツールです。
このツールは、パスを変形させるためのものです。Illustrator の同名ツールは、オブジェクトを変形させるツールですから、そもそも違うツールとお考えくださいね。(オブジェクトの自由変形方法は後半で説明します)
ツールの機能には「押す/引く」と「領域の形状変更」の2種あります。(パレット内のツールをダブルクリックして現れるウインドウで選択できます。)とりあえず、解りやすい「押す/引く」から説明しますね。
パスを変形させる「押す/引く」の使い方は2通り。
1つは、パス上の任意の場所を摘んで引っ張るだけ(普通にマウスドラッグです)。
ポイントの場所(有無)は関係ありません。
通常ベジェの変形はアンカーポイントを操作するのがお約束ですが、このツールならアンカーポイントの無いところも自在に操作できます。(兄弟ソフト FLASH の同名ツールに近いですね。ちょっと違うけど)
変形量はマウスドラッグで、変形の範囲はキーボードの左右の矢印キーを押しながらコントロールします。筆圧感知ペンタブレットの場合は筆圧によりコントロールできます。(パレット内のツールをダブルクリックして現れるウインドウで数値設定もできます。)
上記のような変形操作中に、キーボードの矢印キー( ← → )を押すと変形範囲が連続的に変化します。
もう1つの方法は、パスの外側から押す(ローラーを転がして均すような)使い方。
便宜的に外側からと書きましたが、もちろん閉じたパスの内側からでも操作できます。
この場合も、キーボードの左右の矢印キー( ← → )で「ローラー」の大きさを変更できます。
無機質な感じになりがちなベジェ曲線を、手描きっぽい柔らかなラインに変更するときに役立ちます。
ね、なんか変なツールでしょ(笑)。 けど、ゆるいラインを描くには最適なツールって、わかりますよね。
エフェクトの「スケッチ」と組み合わせたら、そりゃもう鉛筆スケッチみたいなのが幾らでも描けますよ。
「領域の形状変更」は、形状変形の範囲を2段階に表示しますが、バグがあるため私は使っておらず、こちらでの説明は割愛させていただきます。 m(_ _)m
それでは、イラレの自由変形ツールのような、オブジェクトに対する変形操作方法を書いていきましょう。
ここからが本題ですネ ^^
バウンディングボックスの表示はダブルクリックするだけ
どんなオブジェクトも、ダブルクリックするとバウンディングボックスを表示します。(環境設定によります)
元々、イラレのバウンディングボックスは、Ver.8 の頃に、この機能を真似て常時表示するようにしたものです。
こちらのバウンディングボックスには「シアー」機能(平行四辺形風に変形する機能)も標準装備されているため、特に変形ツールに持ち替えることなく、ほとんどの変形操作はこれで事足りることになります。
バウンディングボックスによる変形は矩形変形に限定されますが、イラレの自由変形ツールに近い機能を有し、いつでもダブルクリックで使えるようになるので、便利に使えますよ。(自由変形機能は後述します)
テキストの場合は、普通にダブルクリックすると文章の編集モードになるので、テキストボックスの「辺上」をダブルクリックすればバウンディングボックスが現れます。
数値で変形する場合は
標準の変形パレットで変形するほかに、オブジェクトパレットから「エフェクトの追加:変形」で表示されるパレットから一元管理することもできます。このパレットを使うと、テキストのアウトライン情報が FreeHand ドキュメント内に取り込まれ、思わぬメリットが発揮されることは前ブログで説明した通りです。
自由な形に変形するには
バウンディングボックスは、あくまで矩形変形なため、自由な形に変形させることはできません。
自由な形に変形させるには、「エンベロープ」を用います。
エンベロープには扇型に変形させるようなプリセットが数々ありますが、自由な形に変形させるには、「四角形」を使用します。
ただ、プリセットの四角形には各辺の中央にもポイントが有って操作の足かせとなるため、中央のポイントを削除(delete)し、さらに四隅のポイントの「変形ハンドル」を収めた状態にして、「自由変形」という新規エンベロープ名で保存しておくと良いでしょう。
赤丸のボタンを押せば選択したポイントの変形ハンドルを仕舞うことができます。
もちろん、通常のポイント操作でハンドルを出せば、カーブ変形も自由自在に行えます。
なお、エンベロープで変形した TEXTは、エンベロープを解除するまでの間は option +クリックで編集可能ですが、エンベロープ解除するとパス化されるため解除後のテキスト変更はできません。また画像は非対応です。(画像は、内部にペーストすればマスクを変形させることができます。マスク内の画像を option + ダブルクリックで指定ソフト側(photoshop など)でマスク形状に合わせて変形保存すれば反映させることができます)
ダイナミックなパースを付けるには
遠近感を演出するダイナミックなパースを付けるなら、「3D回転」ツールが使えます。
画面上で グリグリ回転させ、形状の変形確認をしながらの操作が行えます。
3D回転を使う場合は、TEXTはアウトライン化してくださいね。(なにせ、Ver.5からの古い機能なので...)
TEXTのままパースを付ける方法としては、こんな方法もありますけど。^^
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FreeHand の自由変形ツールは「なんか変」なんて言われたりもしますね(笑)。
確かに、Illustartor のとはちょっと違います。
でも、FreeHand の変形ツールにも色々あって、Illustartor と同様、またはそれ以上に勝手良く使える部分が多々ありますので Tips としてご紹介しましょう。
まず、ツールパレットに「自由変形」とある、あのソフトの同名ツールとはちょっと違うツールの使い方から。
このツールです。
このツールは、パスを変形させるためのものです。Illustrator の同名ツールは、オブジェクトを変形させるツールですから、そもそも違うツールとお考えくださいね。(オブジェクトの自由変形方法は後半で説明します)
ツールの機能には「押す/引く」と「領域の形状変更」の2種あります。(パレット内のツールをダブルクリックして現れるウインドウで選択できます。)とりあえず、解りやすい「押す/引く」から説明しますね。
パスを変形させる「押す/引く」の使い方は2通り。
1つは、パス上の任意の場所を摘んで引っ張るだけ(普通にマウスドラッグです)。
ポイントの場所(有無)は関係ありません。
通常ベジェの変形はアンカーポイントを操作するのがお約束ですが、このツールならアンカーポイントの無いところも自在に操作できます。(兄弟ソフト FLASH の同名ツールに近いですね。ちょっと違うけど)
変形量はマウスドラッグで、変形の範囲はキーボードの左右の矢印キーを押しながらコントロールします。筆圧感知ペンタブレットの場合は筆圧によりコントロールできます。(パレット内のツールをダブルクリックして現れるウインドウで数値設定もできます。)
上記のような変形操作中に、キーボードの矢印キー( ← → )を押すと変形範囲が連続的に変化します。
もう1つの方法は、パスの外側から押す(ローラーを転がして均すような)使い方。
便宜的に外側からと書きましたが、もちろん閉じたパスの内側からでも操作できます。
この場合も、キーボードの左右の矢印キー( ← → )で「ローラー」の大きさを変更できます。
無機質な感じになりがちなベジェ曲線を、手描きっぽい柔らかなラインに変更するときに役立ちます。
ね、なんか変なツールでしょ(笑)。 けど、ゆるいラインを描くには最適なツールって、わかりますよね。
エフェクトの「スケッチ」と組み合わせたら、そりゃもう鉛筆スケッチみたいなのが幾らでも描けますよ。
「領域の形状変更」は、形状変形の範囲を2段階に表示しますが、バグがあるため私は使っておらず、こちらでの説明は割愛させていただきます。 m(_ _)m
それでは、イラレの自由変形ツールのような、オブジェクトに対する変形操作方法を書いていきましょう。
ここからが本題ですネ ^^
バウンディングボックスの表示はダブルクリックするだけ
どんなオブジェクトも、ダブルクリックするとバウンディングボックスを表示します。(環境設定によります)
元々、イラレのバウンディングボックスは、Ver.8 の頃に、この機能を真似て常時表示するようにしたものです。
こちらのバウンディングボックスには「シアー」機能(平行四辺形風に変形する機能)も標準装備されているため、特に変形ツールに持ち替えることなく、ほとんどの変形操作はこれで事足りることになります。
バウンディングボックスによる変形は矩形変形に限定されますが、イラレの自由変形ツールに近い機能を有し、いつでもダブルクリックで使えるようになるので、便利に使えますよ。(自由変形機能は後述します)
テキストの場合は、普通にダブルクリックすると文章の編集モードになるので、テキストボックスの「辺上」をダブルクリックすればバウンディングボックスが現れます。
数値で変形する場合は
標準の変形パレットで変形するほかに、オブジェクトパレットから「エフェクトの追加:変形」で表示されるパレットから一元管理することもできます。このパレットを使うと、テキストのアウトライン情報が FreeHand ドキュメント内に取り込まれ、思わぬメリットが発揮されることは前ブログで説明した通りです。
自由な形に変形するには
バウンディングボックスは、あくまで矩形変形なため、自由な形に変形させることはできません。
自由な形に変形させるには、「エンベロープ」を用います。
エンベロープには扇型に変形させるようなプリセットが数々ありますが、自由な形に変形させるには、「四角形」を使用します。
ただ、プリセットの四角形には各辺の中央にもポイントが有って操作の足かせとなるため、中央のポイントを削除(delete)し、さらに四隅のポイントの「変形ハンドル」を収めた状態にして、「自由変形」という新規エンベロープ名で保存しておくと良いでしょう。
赤丸のボタンを押せば選択したポイントの変形ハンドルを仕舞うことができます。
もちろん、通常のポイント操作でハンドルを出せば、カーブ変形も自由自在に行えます。
なお、エンベロープで変形した TEXTは、エンベロープを解除するまでの間は option +クリックで編集可能ですが、エンベロープ解除するとパス化されるため解除後のテキスト変更はできません。また画像は非対応です。(画像は、内部にペーストすればマスクを変形させることができます。マスク内の画像を option + ダブルクリックで指定ソフト側(photoshop など)でマスク形状に合わせて変形保存すれば反映させることができます)
ダイナミックなパースを付けるには
遠近感を演出するダイナミックなパースを付けるなら、「3D回転」ツールが使えます。
画面上で グリグリ回転させ、形状の変形確認をしながらの操作が行えます。
3D回転を使う場合は、TEXTはアウトライン化してくださいね。(なにせ、Ver.5からの古い機能なので...)
TEXTのままパースを付ける方法としては、こんな方法もありますけど。^^
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