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MAC遍歴--4 [MAC遍歴]

MAC遍歴、久々に再開【その4】です。  →→【その1】【その2】【その3】はこちら

永らく FreeHand 連載が続いたので、気分転換に MAC遍歴 再開です。まぁ、もともと FreeHand 連載も、MAC遍歴【その3】のアプリケーションソフトの紹介から派生したんですけれどもね。

今回も、MAC本体ではなく、周辺機器としての【ポインティングデバイス:主にトラックボール】を紹介したいと思います。なつかしい商品名などに興味ある方おつきあい下さい。
MacTRAC.jpg
■MacTRAC 2.0 しっかりした作りと、手になじむサイズ・形状で、愛着たっぷりのトラックボールでした。
大型のボールには慣性が発生し、ポインタを遠くに飛ばす際は、キャッチボール感覚で操作したものです。
Quadra 700 から Power Mac 9500 を引退させるまでの、約10年弱 みっちり使用しました。
(その間、2度、クリック用のマイクロスイッチがお釈迦になり、交換しながら使い倒したという代物です。)
インターフェースが ADB規格だった為、G3導入とともに、現役を引退させました。

MacTRAC_2.jpg


もともと、トラックボールを使うようになったきっかけは、右肘の腱鞘炎発症によります。
たかがマウスといえども、コンマ何ミリという操作ばかりが要求されるデザイン作業では、筋肉の緊張は相当なものらしく、2年ほどで腱鞘炎を発症。少しでも負担が軽くなるようにとトラックボールに替えたのでした。

その判断は大正解で、ほどなく腱鞘炎は完治し、以後発症していません。マウス操作による腱鞘炎でお困りの方は、トラックボールをお薦めいたします。(個人差がありますので、必ずしも効果があるとは保証できませんが)

MacTRAC に変わる、USB規格のトラックボールは、なかなか手になじむものとは出会えませんでした。
評判の良いといわれるトラックボールは一通り購入して試しましたが、いまいち手になじまず、また精度の低いものも多く出回っており、買って1週間で廃棄処分したようなものも有りました。(タダでも人に譲れないような劣悪なものも有りますので、気をつけてください。あえて商品名は伏せておきますが..)

そんな中、現在も愛用しているのが Logitech Cordless TrackMan FX と、Marble Mouse、Kensington Orbit です。(この2メーカーの品であれば、とりあえず精度の低さに悩まされることは無いでしょう。商品個別の良し悪しは当然ありますが..)

TrackMan_FX.jpg
Logitech Cordless TrackMan FX MacTRAC より一回り小さいとはいえ、直径50mmという大玉を採用したトラックボールです。さすがにMacTRAC ほどの慣性はありませんが、大玉による安定感ある操作性を実現してくれます。
ボールを支持している部分が汚れてくると動きが悪くなりますので、そのような場合は、支持部分を歯ブラシなどで磨き、ボールを食器用洗剤で洗って乾燥させ、ベビーパウダー(天花粉)を付ければスムーズに動くようになります。指が滑る場合は、指を少し湿らせるか、ムヒ軟膏を塗るといい感じの滑り止めになります。

MarbleMouse.jpg
Logitech Marble Mouse 標準的な 38mm径のボールを持つトラックボール。紹介している商品の中では唯一、現在でも販売されてますので購入可能です。このトラックボールなら精度も高く安心です。デザインも二重丸。現在はLogicoolブランドです。

Orbit.jpg
KENSINGTON Orbit 現在、少し厳ついデザインになったモデルチェンジ版が販売されてますね。私はこのタイプを3台所有しています。機械式のため、テンションバネを引っ張ったり、メンテナンスも必要です。


トラックボールには、他に親指でボールを転がすタイプなどもあります。あくまでも私見ですが、正確な操作が要求されるデザイン作業には親指操作は不向きな気がします。上に紹介したトラックボールは、全て人差し指でボールを転がすタイプです。それでは、ボタンは何指でクリックするか?? 人それぞれでしょうが、私は、中指でクリックしています。中指クリックは右ボタンになるため、OSのマウスボタン設定を左右逆にしています。ASCII配列のキーボード(USキーボード)を選択していることもあり、他の人が使えないようなマシン設定になっています(笑)


Pen_Mouse.JPG
PenMouse こちらはペンマウス。本体には何も記載されておらず、正式な製品名が解らなくなってしまいました。 以前、ワコム製のペンタブレットを使用していましたが、こちらのペンマウスの方が使い易いような気がします。
(比較したペンタブレットは、より旧いものだったので、今のはもっと良くなっているとは思いますが..、また、ペンマウスには筆圧感知機能はありません)
通常のイラストはトラックボールで描きますが、手描き風イラストなどには時々使用しています。


以上、お気に入りポインティングデバイスの紹介でした。


ところで、やっぱりMAC本体の遍歴にも触れておきます。こちらがメインですからね。
懐かしいMAC オンパレードです。

1. 初の入門機として....LC_16MHz  入門機でも、本体だけで40万ぐらいだった...
2. 当時の勝負マシン....QUADRA 700_25MHz  一番高くついたMAC 本体だけで200万超!
3. 予備マシンとして....LC475_25MHz  一気に安くなった QUADRAとほぼ同性能のマシン
4. AV入門機として....CENTRIS 660AV  ビデオ入力が出来たような出来なかったような....
5. 入門ノートマシン....PowerBook 150  初めてのノート。当然モノクロ画面。
6. 当時の勝負マシン....Power MAC 9500_132MHz → G4_350MHz_CPU_UPgrade
7. 当時のWEBサーバ...Power MAC 8500_120MHz → G3_250MHz_CPU_UPgrade
8. ファイルサーバー....Power MAC 9500_120MHz  頻繁に止まる、役立たずのサーバー
9. 予備マシンとして....Performa 5260  それほど役に立たず...
10. 当時の勝負ノート....PowerBook Duo 2300C  それほど役に立たず...
11. 当時のWEBサーバ...iMac_235MHz(ボンダイ)  自動応答サーバ iMac君として活躍!
12. 予備マシンとして....iMac_235MHz(ボンダイ)
13. 当時の勝負マシン....G3_400MHz_DVD  当時、G3は結構速かったです。
14. サブノートマシン....iBook_G3_500MHz  それほど役に立たず...
15. 当時の勝負マシン....G4_400MHz_AGP → G4_1.4GHz_CPU_UPgrade
16. 当時の勝負マシン....G4_1.25GHz_Dual(OSX 移行)  初期はOS9で、後期はOSXで...
17. 現在のWEBサーバ...MAC_mini_G4_1.5GHz  3年間、無停止で動いています。
18. 当時の勝負ノート....PowerBook G4_1.76GHz_17inch  G4は遅いの?!
19. 現在の勝負マシン....G5_2.5GHz_QuadCore  G5は まだまだ当分現役で使えそうです。
20. 現在のサブマシン....G5_2.5GHz_QuadCore
21. 現在の勝負ノート....MacBookPro_Intel_Core2Duo_2.4GHz_17inch

他に、Windows_PC が数台。

個人デザインオフィスの17年間の MAC 遍歴としてはこんなところでしょうか。
17年間での購入ですから、毎年平均1台強 買い替えた(買い足した)計算です。
現在のG5は、当分の間 買い替えなくても頑張ってくれそうですが。

【MAC遍歴】このテーマは、私の MAC遍歴を紹介するつもりで始めたのですが、比較的新しい機種を一つずつ紹介しても仕方ないと思い直し、今回一気に現行機種まで紹介致しました。そのかわり、トラックボールなど、少し変わった組み合わせを紹介する方が何かのお役に立てるかなと考えた次第です。
次回以降は、OSX移行時の話や、歴代のダブルモニタ環境などを紹介していこうと考えています。興味ある方はお付き合い下さいませ。

MAC遍歴-5(ダブルモニタ環境紹介)はこちら


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