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Flash 作成、まだまだ FreeHand で行けるっ! [FreeHandで行こう!]

「まだまだ、FreeHand で行けるっ!」

【 FreeHandで行こう!】その55 <番外編:Flash 作成、まだまだ FreeHand で行けるっ!>

このシリーズでは、FreeHand の優位性を紹介しています。
FreeHand の情報を求めている方や、Illustrator ユーザーの方にも、お役に立てれば幸いです。

現在、 番外編としてざっくばらんに話を進めています。
初めてお越しの方は、FreeHand をご理解頂くために 総集編か カテゴリーTOP もご覧頂ければ幸いです。

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***


Flash Player 11.0 には表示上の重大なバグがあり、特に FreeHand からパブリッシュした .swf が影響をモロに受けていました。 ...もし、このままバグが放置されたら.... 私がウリとしている FreeHand での Flash 作成方法を変えないといけないというところまで追いつめられていた訳ですが、、、
幸いにも Flash Player 11.1.102.55 では バグが修正され、とりあえずは安堵しました。

私が FreeHand にこだわり続ける理由」で書いた通り、FreeHand ほど .swf ファイルを自在に扱えるアプリケーションを私は他には知りません。

・.swf ファイルを、そのまま FHドキュメント内に読み込むことが出来る。
・読み込んだ .swf のアクションスクリプトは、そのまま実行可能な状態である。
・ドキュメントを .swf 形式にパブリッシュすると、読み込んだ .swf がその .swf の中で生きている。
・必要であれば、読み込ませた .swf を制御することも自在である。
・読み込ませた .swf は、外部ファイル扱いにすることも、埋め込みファイルとすることも自在である。 ・FreeHand で作った .swf を再度 FHドキュメントに読み込ませての再パブリッシュも可(何度でも)。

複数の画像を読み込んで、レイアウトしてプリント出力するかのように、複数の .swf を読み込んで、より作り込んだ Flash ファイル( .swf)としてパブリッシュ出来るのです。
.swf ファイルを、そんな風に扱えるアプリケーションって FreeHand 以外には無いんですよね。
(もし有ったら教えてください。相当探したんですから。)

...という訳で、Flash Player 11 のバグが修正されて気を良くしていますので、今日のブログでは
「数分で作成出来る FreeHand からの Flash アニメーション作成方法」を公開したいと思います。

*Flashが表示されない場合は別ウインドウをお試しください。

上記のようなアニメーションサンプルを作成してみましょう。まず、ギアの描き方からです。
GEAR-1.png
多角形ツールで、爆破形状を描き、円を3つ重ねます。
GEAR-2.png
一番小さな円と、爆破形状を「結合」します。
GEAR-3.png
残り二つの円を複合パスにしてから「パンチ」合成すればギアの出来上がり。
GEAR-4.pngGEAR-4-1.png
角度をつけ、塗りをグレーにして「クローン」で重ね、下の歯車の歯のポイントの一つを選択し、上の歯車は、その隣の対応するポイントを選択します。(拡大図参照)
FreeHand では、重なりオブジェクトでも、自在に選択出来ます。
この場合は、まず下の歯車のポイントを選択してから、shift キーで上の歯車も選択し、さらに 2つ目のポイントを選択します。(選択方法は、こちらの<重なりオブジェクトの選択>を参照下さい)

GEAR-5.png
ブレンドすると、二つのポイント間を補完するブレンドオブジェクトが生成されます。挿入数は8にします。

GEAR-6.png
次に、「レイヤーに分解」機能を使用しアニメーションを作成します。10コマのアニメが生成されます。
GEAR-7.png
10コマのアニメ全体を選択し、少しずらしながら10回ほど複製します。(立体に見せます)

GEAR-8.png
SWF に書き出します。「内容に合わせてサイズ変更」をチェックすると、オブジェクトサイズの .swfが生成されます。(チェックしないと、ページサイズになります)
GEAR-9.png
逆方向に回転するギヤも作成し、2つの .swf を読み込んで並べます。軸は、あとから描き足しました。
GEAR-10.png
キーライン表示するとこんな具合です。(バツ部分が .swfファイルです)


FreeHand からパブリッシュした .swf を、このように 2つ読み込ませて再パブリッシュしたものが、巻頭のFlash 作例です。
(ついでに、e-Zoom スクリプトも一緒に読み込ませましたので、ダブルクリックで Zoom もします。)


いかがでしょう。慣れれば数分で作成出来る作業量です。FreeHand 以外のアプリケーションで、こんなに簡単にアニメーションを作成出来るものってあります??

さらには、上記の特徴(枠内)に書いたように、幾つでも、何度でも再読込みさせて再パブリッシュ可能ですから、他に作成したものを、どんどん足していって 一つの.swf にすることも簡単です。

こんな具合です。(過去に紹介した .swf を読み込ませてみました)

*Flashが表示されない場合は別ウインドウでお試しください。


寄せ集めなので、取り留めないのはご容赦下さいませ。
水道蛇口はぐりぐり回せます。鳥はクリックすると思わぬ動きをします。ダブルクリックもお試し下さい。
.swf ファイルがそのまんま生きてるでしょ!(但し、AS2、SWF6までに限ります。旧いソフトなもので)


本家本元の FLASH でも、こうはいかないのです。まず、.swf をきちんと読み込めませんものね。
スクリプトも無視されますから、水道蛇口のようなインタラクティブは全く無理です。
まぁ、FLASH の場合は、.fla ファイルがあれば何とかなりますけどね。それでも、FreeHand のようには簡単には行きません。


***

今回は、Flash Player 11 のバグ修正に気を良くして FreeHand からの Flash 作成の一例を披露しました。
この手法は、FreeHand ユーザーにだけ用意された、ほんとうに役に立つ、有用な機能です。
皆さんに是非お奨めです。興味ある方は関連ページもご覧下さい。 →こちら とか →こちら→こちらも。



← 一つ前の FreeHand 関連ブログ <FreeHand ユーザーのこだわり> はこちら
→ android 版 Flash に関して アップしました。



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